2016年7月4日月曜日

【小さな絵本シリーズ紹介】

 これから1冊ずつ、制作年代順に、絵本をご紹介していこうと思います。
 1作目は、『蝶とストロベリー・ナイト・パーティ』です。
 この絵本を作りはじめたきっかけは、2011年6月、代官山の老舗ギャラリー「アートラッシュ」で初めて『Tシャツ展』に参加した時のこと。物語のないところからTシャツのデザインをするのが難しく、どうしたものかと考えるうち、ハンドペイントのTシャツに小さな絵本をタグのように付けるアイデアを思いつきました。A7サイズ(幅7.4mm×天地10.5mm)のミニ絵本というスタイルも、Tシャツのおまけという発想から生まれたものでした。おかげで、Tシャツのイラストは絵本の挿絵の延長でスッと描けました。絵本は、当時は実験的に家庭用のプリンターで制作しましたが、想像以上に完成度が高く仕上がり、絵本がおまけのはずが逆にTシャツが絵本のおまけのようになってしまいました。これは思わぬ展開でした。これ以降、Tシャツはなくなり絵本を制作するようになりました。
 ひょんなことから、短い物語と挿絵をふんだんに挿入したミニサイズの絵本が誕生したというわけ。
1)『蝶とストロベリィ・ナイト・パーティ』2011年6月刊行
物語:「もう、このあたりの花は見飽きてしまった。どこか遠くへ出かけよう」蝶がいつもの花畑を離れて深い森へ飛んで行くと、美しい木の女王に出会いました。蝶は、女王の髪に止まって、森のパーティに向かいます。蝶とともに移りゆく季節の物語。








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